2016/6/24 17:04:47

ポメラニアンの気持ちを知ろう!② ~動作編~

    1.動作を観察し、よりポメラニアンの気持ちを知ろう!

    動作にも表れるポメラニアンの感情

    ポメラニアン

     ポメラニアンの感情は、「表情」だけではなく、「動作」にもよく表現されています。例えば、「尻尾の動き」や「視線の動き」、他にも「逆毛」といったところにまで表されます。
     
     今回、そのような「表情」以外の「動作」に焦点を当ててご紹介いたします。なお、動作を読み取るにあたって必要不可欠なのが、「全体の観察」です。どこか一部に焦点を当ててしまうと、他の部分にて発生しているシグナルを見逃すこととなります。また、「動作」においては特に、対象の視線や、場所などの背景状況も非常に重要なものとなってきます。ポメラニアンを観察する際は、「表情」や「全身」だけでなく、ポメラニアンの周囲の状況も含めた「全体」を観察するようにしましょう。

    2.小さな動作を見逃さずに!小さなシグナルを発見しよう

    一緒に遊んで!「プレイバウ」!

     「プレイバウ」とは、相手を遊びに誘う際によく使用されるサインです。極端に体を低くすることで、相手に自分には敵意がないことを示し、「一緒に遊びたい」という意思を伝えます。一緒にボール遊びなどを行っていると、「もっと遊んで」とでも言うように、「フセ」のようなポーズで、かつ、お尻と尻尾だけ上がっているようなポーズを見たことはありませんか?それがプレイバウです。
     
     なお、このプレイバウは、わんちゃん同士で遊びが過激化し、攻撃的になろうとした際に、わんちゃんが鎮静化をはかる意味でも使います。姿勢を低くして自分に敵意がないことを示すことで、あくまで一連の動作が「遊び」であることを強調させ、喧嘩に発展しないように調整しているのです。

    相手をなだめる時に行う「カーミング・シグナル」!

    シグナル

     対象と緊張状態となった際、ポメラニアンが行うのが「カーミング・シグナル」です。このカーミング・シグナルは、相手をなだめたり、自身の緊張によるストレスを表現するためのサインとして行われます。主に「あくび」や「舌の出し入れ」によって、カーミング・シグナルは表現されます。
     
     それでは、実際にはどのようなシーンで表現されるのでしょうか。たとえば、ポメラニアンより大きなわんちゃんと対面する機会があり、ポメラニアンが緊張した面持ちとなったとします。その状態から、もし舌をペロペロと出し入れしながらゆっくり対象のわんちゃんに近づいたならば、その舌の動作はおそらく「カーミング・シグナル」でしょう。相手のわんちゃんに、「自分には敵意がないこと」を伝え、「相手をなだめる」サインとして、使用されているものと思われます。
     
     また、同じシーンにて、ポメラニアンと相手のわんちゃんが向き合ったまま動かない状態が続き、おもむろにポメラニアンが「あくび」を行ったとします。それも「相手をなだめる」サイン、あるいは「緊張によるストレス」のサインを担ったカーミング・シグナルと言えます。

    「カーミング・シグナル」と似ている「転移行動」

    ポメラニアン

     転移行動とは、二つの矛盾した気持ちによって発生したポメラニアン自身のストレスを緩和するために行われる行動です。それまで抱いていた緊張を緩和するために身体を掻いたり、ブルブルと身体を震わせる行為がそれに該当します。「緊張を緩和する」といった点では、転移行動と前述のカーミング・シグナルは似ていると言えます。
     
     この二つのサインを見分けるには、背景状況と照らし合わせることが必要です。例えば、今まで見たことがない動物にポメラニアンが対面し、緊張状態となる場面があったと仮定します。その後、対象を見ながら舌をペロペロと出し入れしたら、それは自分に敵意がないことをアピールしている「カーミング・シグナル」です。その後、対象がその場を離れたとし、その途端ポメラニアンが身体をボリボリと掻くようなしぐさをしたなら、それはポメラニアン自身のストレスを緩和する「転移行動」だと言えます。

    3.尻尾の動きに注意しよう!

    尻尾で舵をとるのは動きだけでじゃない!

    尻尾

     尻尾は動く際、バランスを取るための舵取りの役目を果たすことがあります。また、感情の舵取りを行う役目も担っています。どちらの舵をとっているかの区別は肉眼でつくものではなく、例えば走っている最中最初は尻尾を立ててバランスを取るための舵取りの役目を担っていたかと思えば、数行経過した際には尻尾を下げて感情のバランスの舵を取っていることもあるのです。そのため、背景状況や他の部位との変動を合わせて観察し、判断すると良いでしょう。なお、尻尾が感情のかじ取りを担っている場合は下記のような気持ちのことが多いです。
     
     ▼尻尾が上がっている
     ——————————-
     ・集中しているとき
     ・相手に攻撃をしようとしているとき
     ・遊びに誘おうとしているとき
     ・警告をしているとき
     ——————————-
     
     ▼尻尾が下がっている
     ——————————-
     ・集中しているとき
     ・気持ちが中立であるとき
     ・ストレスや恐怖感を感じているとき
     ・自分が下手に出ているとき
     ——————————-
     
     なお、上記のどちらでもない場合で、「尻尾が振られている」ときは相手に親しみを示していると言えます。ポメラニアンの尻尾はくるっとカールされた尻尾のため、極端に尻尾が下がっていなければわかりにくい可能性もありますが、よく観察して変化に気付いてあげられるようにしましょう。

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