2016/6/29 14:10:38

急に始まれば病気のサインかも!?実は知らない食糞について

    1.意外と知られていない!?食糞について

    「食糞」をする理由は様々

     「食糞」をご存じでしょうか。その字のとおり、ポメラニアンがうんちを食べてしまう行為を指します。この食糞行為、「汚い」だけで特に害がないようにとらえてしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「食糞」は衛生面での懸念以外にも、場合によっては寄生虫に寄生される要因となったり、病気のサインであったりする場合もあるのです。そんな「食糞行為」について今回はご紹介していきます。

    2.年齢によって異なる「食糞」への対処法

    子供時代は大丈夫?母親の真似の可能性も!

    ポメラニアン

     「食糞」行為は、実のところ、子犬時代にはよくある行為だと言われています。食糞は「お腹がすいているから行う」ものと思われがちですが、決してその限りではありません。子犬時代に発生する食糞は、好奇心から行ってしまうケース、あるいは母親の真似をして行うケースが考えられます。
     
     子犬は自分では上手く排便ができないケースがあります。その時、母犬が子犬のお尻を舐めて刺激し、子犬の排便を助ける行為をすることがあります。また、子犬の周りを清潔にするために、母犬が食糞をするケースもあるようです。子犬は母親の真似をすることがよくありますので、そのような光景を見ていた場合、「母親の真似」として食糞を行っている可能性があります。
     
     なお、子犬の頃に発生する「食糞」行為は成犬になると自然と治る場合が多いため、もし加齢につれて食糞行為が減少しているようであれば、その行為は自然と消滅するものと思われます。

    子犬時代の食糞でも、野外の食糞には注意しよう!

    ポメラニアン

     前述のとおり、対策を立てなくても子犬時代の食糞は自然に治る傾向があります。そのため、自然と行わなくなる可能性が高く、落ち着くまで放置される方もいらっしゃいます。しかし、「いずれ落ち着く行為」とはいえ、絶対に注意したい「食糞」行為があります。それは、散歩などの途中で行う「野外における食糞」行為です。
     
     野外において食糞を行う場合、もしそれが他のわんちゃんの糞であれば、寄生虫が潜んでいる可能性があります。もしそんな糞を食べてしまったら寄生虫まで取り込んでしまう可能性があるため、大変です。野外での食糞は絶対に阻止しましょう。
     
     なお、食糞をしている光景を見て、飼い主さんがリアクションを取ってしまう行為も危険です。飼い主さんがリアクションを取ることで、ポメラニアンが「糞を食べるとかまってもらえる」と勘違いし、食糞癖が治らないケースもあります。他にも、叱るタイミングを間違えてしまうと、飼い主がいなくなった隙に行う食糞癖が治らなくなるケースもありますのでご注意ください。最も望ましいのは、ポメラニアンが糞をした直後、すぐ飼い主さんの手で処理をすることですので、しっかり観察しましょう。

    3.成犬になって行う「食糞」には要注意!

    突然の食糞は病気のサインかも!?糞の様子を観察しよう!

    ポメラニアン

     ほとんどの食糞行為は子犬時代に発生し、成犬になる頃には落ち着くものとされています。しかし、成犬になって急に発生した場合は注意が必要です。それは改善しにくいことも挙げられますが、病気のサインである可能性もあるからです。
     
     成犬になって食糞を行う場合、やけ食いに近い「ストレス」が起因しているケースや、「寂しさ」からかまってもらいたいがために行うケースなどが理由として挙げられますが、便の様子がこれまでと異なるようであれば膵外分泌不全症である可能性もあります。
     
     「膵外分泌不全症」とは、膵臓の一部機能が弱くなることで食べたものを上手く消化、吸収できなくなる病気です。この病気にかかると、食べたものが消化・吸収できなくなる弊害として、異常な食欲と体重の減少が発生します。そのため、「たくさん食べているのに痩せてくる」現象が発生するのです。糞も、糞の中に白い粒が見られたり、通常とは異なる異臭を放つようになります。このような状態が見られるようであれば、すぐに獣医さんに相談しましょう。

    「食糞」への対策はパイナップル!?

    パイナップル

     「食糞」への対策は、さまざまな方法があります。
     
     まず挙げられるのは、「嫌悪療法」と呼ばれる、食糞行為をしようとした際に「ポメラニアンが嫌がること」を行うことでやめさせる方法です。ポメラニアンが嫌がりがちな「金属音」を急に出して驚かせる方法とや、糞にタバスコなどの刺激物をかける方法が良い例です。
     
     次に挙げられる方法が、「ハルティ」と呼ばれる馬の口に付けるような口輪を付けることです。「ハルティ」を装着させることにより、ポメラニアンの頭部の動きを飼い主さん側でコントロールしやすくなります。これは「野外での食糞」がどうしても治らない場合において、有効的です。
     
     最後に挙げられる方法が、「パイナップル」を与える方法です。パイナップルを与えることでpH値と呼ばれるものが変化し、糞の味が多くのわんちゃんが苦手とする味に変化すると言われています。そのため、この方法は「自分の糞を食べる」ポメラニアンに適していると言えます。なお、基本的にパイナップルはわんちゃんに与えても問題ないとされていますが、お通じがゆるくなる原因などにもなりえるので与えすぎには要注意です。また、ドライタイプや缶詰タイプは避け、生のもの、あるいは生を加熱したものを、10~15gほどを目安として与えましょう。

お役立ちコンテンツ