2017/5/10 09:13:08

しつけの重要さを学び、ポメラニアンとの生活をもっと充実させよう!

    1.ポメラニアンには何故しつけが必要なの?

    愛犬は大事な家族の一員!

    ポメラニアン
    photo by emyers23

     小さい体とフワフワの被毛で可愛らしいポメラニアンは、家庭犬として人気が高い犬種になります。チワワやトイ・プードルと同じ愛玩犬として見られがちですが、日本のJKC(ジャパンケネルクラブ)では愛玩犬のグループでは無く第5グループ『原始的な犬・スピッツタイプ』のグループに入ります。確かに、タヌキの様なシュッとした顔つきはスピッツやサモエドにも似ていますよね。
     
    しかし、アメリカにあるAKC(アメリカンケネルクラブ)ではポメラニアンは、『Toy Group‐愛玩犬‐』のグループに分類されているのです。また、日本と同様アメリカでも人気の高い犬種であり、AKC調べの世帯の犬種飼育頭数ではポメラニアンが22位と大型犬が好まれるアメリカでは上位であると言えます。この事から、ポメラニアンはスピッツタイプの犬種でありながら“家庭犬に向いている犬種”である事がわかります。
     
     昔、犬達は人々のために働き、ペットとして人間のより良いパートナーでした。今もペットと言うのは変わりありませんが、飼い主はペットたちの事を“家族同様に考え、人生の伴侶”として考えている方が多いです。その時代背景から犬と行けるカフェや犬と行ける旅館など、愛犬と遊びに行ける施設も増えてきました。ポメラニアンとの生活もより豊かに楽しくなりようですね!しかし、犬と行ける場所は“犬のしつけ”がしっかりと出来ていないとお断りされる事があります。

    しつけが出来ないと日常生活にも支障が・・・

    悩む

     しつけはお出掛けの際に必要なだけでなく、“日常生活にも必ず必要”となってきます。基本的なトイレのしつけだけでなく、“犬と人との主従関係を築く”事も大切です。ポメラニアンに限らず犬は群れでの生活に適しており、上下関係をしっかり理解する事の出来る賢い動物です。初めに主従関係が出来ていないと犬は飼い主さんの事を主人と思わず、どれだけ褒めても叱っても効果がありません。
     
    また、ポメラニアンに多い問題行動の改善にも主従関係のしつけが出来ていなければ効果はありません。トイレのしつけやオテ・フセ・マテのコマンドもしっかり習得した方が良いものですが、気に入らない事があるとすぐ噛む「噛み癖」は早急に改善をした方が良い問題行動となります。気に食わない事があれば噛む子にななると、小さい子供や赤ちゃんにも容赦なく噛んでしまい、家族との接点が減ってしまいます。また、飼い主さんとの関係も悪くなり、日常生活にも支障をきたしてしまう事さえあるのです。今回は、ポメラニアンの『しつけの基本』、『主従関係(リーダーシップ)のとり方』、『問題行動』に着目をしてしつけについての様々な情報をお伝えしていきます。

    2.ポメラニアンはしつけが難しい?

    ポメラニアンはスピッツタイプ!

    サモエド

     家庭犬として人気が高い犬種にはなりますが、ポメラニアンは“しつけがしやすい犬種ではありません。”それには理由があり、ポメラニアンは元々が“スピッツ系の血統”になります。スピッツタイプの他の犬種は、サモエドやシベリアンハスキー、スピッツ、秋田犬などになりこれらの犬種は狩猟犬、牧羊犬、犬ぞり用と愛玩犬とはかけ離れた“使役犬でした。”
     
    ジャーマンスピッツをより小型化に改良され出来たのがポメラニアンになり、当時体重は14kgほどあり攻撃性が高く、よく噛む犬だったそうです。現在は、より小型化され問題となっていた攻撃性も排除されたと言われています。しかし、元は誇り高く作業欲のある使役犬です。頭も良い犬になりますので、甘やしてばかりいると主従関係が崩れ、無駄吠えや噛み癖などの“問題行動に発展しやすい犬種”ではあります。しかし、活発で人が大好きな性格なので、しつけをしっかり行えば良いパートナーになる事間違いなしです。

    ポメラニアンは褒めて伸ばす

    ポメラニアン

     ポメラニアンは、好奇心が強く動きも機敏、甘えん坊で自立心が強く勇敢な犬種になります。表情もとても豊かで、嬉しい時は笑っているような顔をしますし、気に入らない時は嫌そうな顔をします。表情が読み取りやすい子が多いので、一緒に過ごす時間は楽しいですし、嬉しい事は「嬉しい!楽しい!」と全身で表現してくれます。ポメラニアンは褒められるのが大好きな犬種です。叱る事も必要ですが、基本的には良い事をした時めいっぱい“褒めて”しつけを行う方が効果的です。飼い主さんが大好きなポメラニアンは、良い事を率先して行うようになります。
     
     褒める時は、褒めの言葉や撫でるだけではなく“おやつ・おもちゃ”を使うのも効果的です。ポメラニアンにとって“大好きな物”を与えてあげるようにしましょう!おやつを褒めに使うのはとても効果的ですが、肥満にもなりやすいので量には十分注意して与えて下さい。褒める時は犬にとって「褒められている」と実感を持たせる事が大切です。そして、褒める時はなるべく“高い声で褒める”ようにしましょう。逆に叱る時は“低い声で叱る”と効果的です。

    3.犬の学習方法を知っておこう

    オペラント条件付けでの学習

    犬 勉強

     犬の学習方法について、今回は一般的な「オペラント条件付け」に関して説明します。オペラント条件付けとは、動物が自然では絶対に行わない行動を「刺激」を与える事により“自発的に起こす・起こさせない”ようにする学習方法であります。コマンドを覚えさせる時や、問題行動を減少させたい時にもこのオペラント条件付けが基本となりしつけを行っていくので覚えておきましょう!
     
     先ほども述べたように、オペラント条件付けは飼い主が望んでいる行動を犬が進んで行うようにしたり、行動を抑制したり、“特定の行動を増加・減少させるしつけ方法”です。この特定の行動が『増加する事を“強化” 』と言い、行動が『減少する事を“罰” 』と言います。この強化と罰には、犬にとって嬉しい刺激“強化子・好子・強化刺激”と、犬にとって嫌な刺激“罰子・嫌子・嫌悪刺激”を使っていきます。例えばポメラニアンに「ハウス」を覚えさせたいとすると、「ハウス!」と飼い主さんに言われた時ケージに入る行動を強化していく必要があります。
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    1. ハウス!とコマンドを出し、ケージやクレートにポメラニアンを入れる
    2. 犬にとって嬉しい「強化子・好子」を与える(褒め言葉・おやつ・おもちゃ)
    3. 繰り返していけば、ハウスをすればいい事が起こると学習し、ケージに入る行動が強化される(増加する)
     
    これは、“正の強化”と言い、何らかの行動をした事によって褒美が得られる=犬にとって良い事が起こる。結果、ケージに自ら入る行動が増加します。しかし、「ハウス!」とコマンドしていないのにハウスに入った場合は「強化子・好子」を与えないでください。間違った覚え方をしてしまうと「ハウスに入るだけでおやつが貰える」と勘違いをしてしまうので、“コマンド=行動”を結び付けしっかりとわかるようにしてあげましょう。正の強化の他にも、負の強化、正の罰、負の罰があり、そのうち2つは行動の頻度を増加されるもので、あと2つは行動の頻度を減少されるものになります。強化子と罰子は、行動を起こした後“素早く与えなければならない”、また“継続的に与える事”が重要になります。どの行動に対しての強化子と罰子なのか、なぜこうなるのかを学習させる必要があるのです。

    「強化と罰」4つの分類

    〇正の強化

    正の強化は、犬が起こした行動によって結果“良い事が起こった”時、その“行動が増加”します。新しい行動、芸やコマンドを覚えさせる時や自発的に行って欲しい行動、爪切り耳掃除を我慢をさせる時にも有効的です。
     
    例:スワレと言われて座ったらおやつ(強化子・好子)が貰えた!また次スワレと言われたら座り、座る行動が強化され増加する。

    ●負の強化

    負の強化は、犬が起こした行動によって結果“嫌な事が無くなった”時、その“行動が増加”します。小型犬に多い、インターホン・来客への無駄吠えはこれに当たる事が多いです。犬が嫌だなと思っていた事が、自分の起こした行動によって無くなった為、その行動が増します。
     
    例:自分の縄張りに入ってきた配達員(罰子・嫌子)を追い出そうと吠えたる。用事が済んだので配達員は帰るが、犬は嫌いな侵入者を自分が撃退してやったぞ!吠えればいいんだな!と学習し吠え癖がつく。

    〇正の罰

    正の罰は、犬が起こした行動によって結果“嫌な事が起こった”時、その“行動は減少”します。これは、問題行動の改善にも使用されるもので、吠え癖・お散歩の引っ張り癖・机の上の物へのイタズラを止めさせるのに効果的です。
     
    例:机の上によじ登りイタズラをしてしまう子、机によじ登ろうとしたタイミングで大きな音(罰子・嫌子)が起こり机の上に登る行動が減る。

    ●負の罰

    負の罰は、犬が起こした行動によって結果“良い事が無くなった”時、その“行動は減少”します。これは、子犬の甘噛みをしつける際にも使用する方法です。“タイムアウト方”としてもしばしば用いられ、人間の子供にもこのしつけ方法が使用される事があります。
     
    例:子犬を撫でていたら、手にじゃれついて噛んできた。飼い主は痛い!と声を出して撫でるのを止めて無視をした。(罰子・嫌子)手にじゃれたから撫でるのを止めたのかなと学習し、手にじゃれつく行動が減る。

    4.しつけの基本を学びましょう!

    コマンドは統一する

    ポメラニアン

     「オスワリ」「マテ」「フセ」などの指示をコマンドと言い、犬はそのコマンドを聞き、目で見て次に何をすればいいのか判断し行動をします。コマンドは言葉だけでなく身振り手振りで覚えさせる事が可能です。例えば、『犬の前で握りこぶしを作る』身振り手振りを「オスワリ」のコマンドとして結びつけが出来れば、『犬の前で握りこぶしを作る』と犬はしっかり「オスワリ」をします。犬は“言葉自体を理解している訳ではなく、コマンドそのものを覚えているのです。”そのため、飼い主さんや家族が出す“コマンドは統一する必要がある”のです。
     
    ポメラニアンに「オスワリ」を教えたい時は、「オスワリ」と言う言葉のコマンドと共に座らせ、出来たら褒めるを繰り返します。ここのコマンドが人によってオスワリだったり、スワレ、座って、sit(シット)など人によってバラバラのコマンドを出してしまうとポメラニアンも混乱しわからなくなってしまうのです。それでも理解している愛犬がいるのなら、それは家族が意識せずやっている身振り手振りで「オスワリ」を覚えているか、全てのコマンドを覚えてる頭の良い子です。どのコマンドに対しても関わる家族でしっかりとコマンドを決めて統一するようにしましょう。また、“褒める言葉・叱る言葉”も皆で一緒にした方が好ましいです。

    絶対してはいけない事!

    ダメ

     ポメラニアンのしつけ方法はその子その子によって大きく変わってきますが、これだけはやってはいけない事があります。それは、体を叩いたりする“体罰”や、“執拗以上に叱る・騒ぐ事”です。叩くと言っても、大型犬のしつけで「それはダメでしょ!」と気付かせる程度に軽く叩く事はありますし、ドッグトレーナーによっては適度な体罰は必要だと言う考えもあります。しかし、飼い主さんが行う家庭犬のしつけでは“罰子として体罰”行為をするのは絶対やめましょう。叩く行為の他にも、蹴る、鼻をデコピンするなど直接的な物から、首輪をグイッと思いっきり引っ張る、棒で叩くなど間接的な事もいけません。ポメラニアンは“飼い主さん=罰子・嫌なもの”と学習し、信頼関係どころではなく飼い主さんに怯え、反抗するようになってしまいます。
     
    また、叱る際に“ダラダラと長ったらしく叱る・騒ぐ事”はやめましょう。ポメラニアンも長々と叱られたら嫌になってしまいますし、「叱る」と言う罰子は特に“タイミングが重要”になり、行動を起こしたすぐに罰子を与えなければ効果が全くありません。また、飼い主さんが騒げば「遊んでくれている♪」と勘違いする事もあります。いけない行動で叱っているのに、その行動が強化されてしまったら元も子もありません。叱る時は、「ダメ」や「イケナイ」など短く発音しやすい音にし、低い大きな声で発音しましょう。

    5.ポメラニアンに対してリーダーシップのとり方!

    色々な意見・見解がある事を知っておこう

    意見

     犬のしつけ方法や、犬と人との関係性は人によって大きく意見が異なり、“時代と共に変化していっている部分”も多くあります。例えば、昔犬への体罰を使ったしつけ方法は当たり前の様に正当化されていました。しかし今現在、様々な理由から体罰は好ましくないしつけ方法とされています。そして、前は犬と人との関係が崩れると言う理由から同じ寝床では寝てはいけないとされていましたが、今では人のベッド・布団で犬が一緒に寝る事も当たり前のようになってきています。
     
    その中で、“主従関係もその一つ”になり、「家族なんだから主従関係なんていらない」「愛情と信頼があれば犬は言う事を聞いてくれる」と言う意見があります。そして、その逆で「主従関係は必ず必要だ」「犬は必ず家族に順位を付ける動物だ」と言う意見もあります。どっちが絶対正しいと言い切るのは難しい事です。今回は“リーダーシップをとった方が良い”と言う方向で話を進めていきますが、色々な意見がある事だけ知っておいて下さい。

    主従関係を築いた方が良い理由

    ポメラニアン
    photo by Mackenzie Kosut

     ポメラニアンは、家族と暮らす中でリーダーを選び、家族に順位付けをすると言われています。これを“主従関係・上下関係”と呼び、飼い主さんがリーダーになる事を“リーダーシップ”と言います。この主従関係が崩れて飼い主より犬が上に立ってしまうと、犬が家族のリーダーになるという事です。犬は飼い主さんを嘗めて指示を聞かずに、わがままになり、問題行動が目立つ子になってしまいます。また、他者から家族を守ろうと来客を攻撃してしまう可能性もあるのです。実はこのような問題は、愛玩犬であるポメラニアンやチワワ、マルチーズといった“気が強めの自立心が強い性格の小型犬”に起こりやすい問題なのです。リーダーシップがしっかりと取れている場合だと犬は飼い主を“頼れるリーダー”と認識し、喜んで指示を聞いてくれます。頼れるリーダーになれるかどうかは飼い主さん次第になりますが、主従関係はしっかりと築いた方が後々のしつけもしやすくなるのは間違いないです。

    ◎愛犬のリーダーになる方法

    <子犬の頃から『ホールディング』を行う>
    ホールディングとは、人が座った状態で足の上に犬を仰向けで寝かせ、腋から手を回し胸の部分を優しくおさえます。仰向けは犬にとって“服従ポーズ”になり、この体勢でも落ち着けるように訓練しましょう。褒める事も忘れない事と、ホールディングが出来れば犬が興奮をしても落ち着かせる事ができ、お手入れもしやすくなります。
     
    <スキンシップとアイコンタクト>
    これは何より普段から愛犬に時間と愛情をかけたスキンシップが何より大事になります。ポメラニアンとのスキンシップの時間を必ずとり、犬の苦手なマズルや足先も触れるようになりましょう。また、アイコンタクトも出来るようにし、指示中は自分に注視をさせるようにアイコンタクトの練習もします。
     
    <犬の要求には答えない、甘やかさない>
    犬がケージから出たくて騒いでも絶対に出さない、人の食べ物をねだっても絶対に与えないようにします。要求すれば全て応えてくれる状況を作るのはやめましょう。そして、こちらの要求にしっかり応えてくれた時だけ、要求を聞いてあげます。
     
    <飼い主さんが諦めない>
    「吠え癖治らないからいいや」「お散歩も自由に歩かせていいや」と妥協をすると、その問題はなかなか矯正するのが難しいです。ダメなものはダメ、良くない事は良くないと貫く事が大切です。
     
    また、食事は飼い主が先に済ませる、引っ張り合いの遊びは犬に勝たせないなどもありますが、基本的に愛情をたっぷり注いで“ダメな時はしっかる叱る!甘やかさない!”を徹底すれば自然と主従関係は築けて行けると思います。嘗められるのは嫌だからと言って高圧的な態度をとり、冷たく振舞うのもやめましょう。犬のしつけや主従関係には“メリハリが大事”です。また、精神的な問題としても“生後3ヶ月頃までは母犬と兄弟犬と一緒に暮らしていた犬”の方が、誰がリーダーかを早く見極め、家族との付き合いも上手いです。そして、飼い主と同じ寝床では寝ない方が良いとよく言われてますが、主従関係の問題もそうですし、分離不安にもなりかねないので一緒に寝るのは出来るだけ避けた方が良さそうです。

    6.問題行動を改善しよう

    吠え癖

    犬 吠える

     ポメラニアンで問題となりがちなのが“吠え癖”です。負の強化でも軽く触れましたが、訪ねてきた人、インターホンに対し激しく吠えたてる問題行動です。初めに理解して欲しいのが、犬にとって吠える行為は“喋る事と一緒”で意思疎通方法です。吠える事自体を否定してしまうのは、人間にとって一生喋るなと言われているようなものです。なので、“ある程度は仕方ない”と思いましょう。しかし、お客さんが家に来た時にずっと吠えられるのは、お客さんにも悪いですし近所迷惑にもなりますよね。まずは、“どうして吠えているのか”を突き止めてからその子に合う改善方法を探します。
     
     犬が吠える理由としては、恐怖で吠える、威嚇で吠える、欲求で吠える、自分に注目して欲しくて吠えるなど様々ですが、来客での吠え癖はほぼ“威嚇、警戒吠え”になります。犬は縄張り意識から家に侵入して来ようとする侵入者を追い払おうと吠えます。外での声、車の音、インターホンの音んなどの刺激も侵入者を予期させるものなので、ポメラニアンは縄張りを守ろうと吠えます。それでは、吠え癖はどのようにして改善していけばいいのでしょうか?

    無駄吠えしつけ方法

     無駄吠えに対してのしつけ方法は様々あり、吠え防止首輪を使用したり、遠隔的な罰、天罰方式を使用するしつけ方法が基本になります。今回は、“拮抗条件付け”を使ったしつけ方法を1つご紹介します。拮抗条件付けとは、“嫌な事を段々と慣れさせる”条件付けになります。ポメラニアンは来客を侵入者だと思い吠えているので、刺激(侵入者)に慣れさせる、侵入者は安心できる存在だと学習して貰います。
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    1.知り合いに協力をして貰い来客になって貰う
    2.犬から来客が見えるようにし、段々と近づいてもらう
    3.吠えなければ“褒める”、吠えたら吠えない位置まで下がって貰いまた吠えない褒める
    4.この繰り返しで、侵入者に対しての刺激を慣れさせ“来客=良い事”と覚えさせる
    5.他の知り合いにも手伝って貰うのも効果的です

    噛み癖

    ポメラニアン

     吠え癖の次にやっかいな問題行動が“噛み癖”です。噛み癖がある子は爪切り・耳掃除など自分の気に入らない事が起きると噛み、自分が食べているガム・おもちゃを取られそうになると「なにするのよ!」と怒って噛みます。吠え癖とは違い、仕方のない事ではありません。しかし、噛む理由もただわがままなだけでは無く、恐怖、防御、攻撃、縄張り性のもの、占有性のもの、優位性のもの、遊びの延長など様々です。嚙み癖も“噛む理由を突き止めてその子にあった改善方法”を行います。間違った方法では逆効果になる可能性もあるので、困ったときはプロに相談するのも一つの手です。
     
     嚙み癖は主に飼い主さんによる甘やかしが原因で起こる事が多いです。子犬の頃、手でじゃれついて遊ぶのを許していれば成犬になっても悪い事と理解する事が出来ずに“噛む事に躊躇が無くなります。”成犬になってから改めて注意をされても、当たり前だった事を矯正するのはとても根気が必要です。それではもし、噛み癖がついてしまった場合にはどのように対処していけばいいのでしょうか?

    噛み癖のしつけ方法

     噛み癖をしつけるには、ポメラニアンがどの刺激で噛む行動に発展するのかが重要になってきます。今回は、好きなおもちゃを取ろうとした時に怒る“占有性からくる噛み癖”をしつける方法をご紹介します。犬が飼い主さんに“物を素直に渡す事でもっと良い事が起こる”と学習させるのが大事になってきます。このしつけで絶対にやってはいけないのが、占有している物を無理やり引っ張って取ろうとする事です。噛み癖が余計に悪化し、ポメラニアンは飼い主が近づいただけで「取られる!」と察知し噛むようになります。
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    1.犬がダメな物をかじっていて、止めさせたい時
    2.近付いて美味しいおやつや大好きなおもちゃを与える(こちらに釘付けになるくらいの良い刺激)
    3.物を離したら“褒めながらかじってた物を取る”
    4.そして、かじって良いものガムなどを与える
    5.段々と慣れてきたら“ちょうだい!離して!”のコマンドも教えるといいです

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