2017/5/10 09:19:15

これって病気の症状なの?ポメラニアンのかかりやすい病気をご紹介!

    1.ポメラニアンには飼い主さんしかいない!

    異変には飼い主さんが気付いてあげる

    ポメラニアン
    photo by peanutian

     愛犬でもあるポメラニアンにはいつまでも元気で、長生きして欲しいですよね。それには飼い主さんが日頃ポメラニアンの様子をよく観察し、接し、“異変にすぐ気付いてあげる必要”があります。病気の検査や診断、治療に関しては動物病院に全て任せる事になりますが、実際病院に連れて行き、症状を説明するのは飼い主さんです。
     
    犬は自分で異変や苦痛を飼い主さんに訴える事が出来ません。その代わりに“日常生活の変化で訴えよう”としています。例えば、「最近以前よりもはるかに多い量の水を飲むようになった」「体に腫瘍が出来た」「抱っこをすると毎回痛そうな声を出す」など明らかに異変とわかるものから、些細な異変まで様々です。どんな変化にも気付いてあげる飼い主になってあげましょう。
     
    異変に気付くことが出来れば“病気の早期発見”にも繋がります。病気の早期発見は健康への第一歩でもあり、愛犬自身の負担を軽くするだけではなく、治療費も安くなる場合があります。少しでもおかしいなと思った時は動物病院に行き、獣医師に診て貰いましょう。犬には多くの病気がありますが、その中でも“ポメラニアンがかかりやすい病気”があります。今回は『ポメラニアンがかかりやすい病気』をメインに、インフォームドコンセントなど『動物病院について』をご紹介していきます。

    2.ポメラニアンのかかりやすい病気を知ろう!

    活発だけど体は華奢な犬種

    ポメラニアン

     実はポメラニアンはモコモコの見た目で隠れていますがとっても“華奢な犬種”なのです。シャンプーをしてみるとわかりますが、モコモコの被毛が無くなれば骨も細く、体もとっても小さい小型犬なのです。また、運動が大好きで活発、自立心が強く勇敢で飼い主さんにベッタリな性格の子が多いです。
     
    そんなポメラニアンだからこそ、飼い主さんの後を追い椅子から飛び降り足を「骨折」してしまったなんて事も起こりえます。また、跳ねたり走ったりする事も好きなので、トイプードルやチワワなどの小型犬が先天的に起こりやすい「膝蓋骨脱臼症候群」を悪化させやすいです。また、ポメラニアンは「肥満」になりやすい犬種であり、被毛が長く密集しているので見た目では太っているのか痩せているのか判断がつきません。肥満は関節に負担をかけるだけでなく、「気管虚脱」などの呼吸器疾患にも悪影響を及ぼします。
     
     ポメラニアンは決して弱い犬種ではありませんが、どの犬種にもかかりやすい病気があります。今回紹介する病気はそんなポメラニアンが“好発犬種”の病気「気管虚脱」「膝蓋骨脱臼症候群」「アロペシアX」について詳しくご説明をします。

    『気管虚脱』

    ●気管虚脱の原因と特徴

    ポメラニアン

     犬は人と同じように口と鼻を使って呼吸をします。その口と鼻から吸った空気は口腔と鼻腔、咽頭と気管を通り肺に入っていきます。肺は、取り入れた酸素を体中に循環させ、二酸化炭素を排出し呼吸を行うのです。呼吸は生きてくためには欠かせない事であり、肺は呼吸を行うのに重要な器官になります。その重要な肺と咽頭を繋いでいるのが“気管”です。気管は、C型の軟骨“気管軟骨”に覆われており、弾力性のある骨と骨を繋ぐ役割がある“輪状靭帯(りんじょうじんたい)”で連結しているパイプのようなものです。“気管虚脱”は、その空気の通り道でもある「気管」が何らかの原因で圧迫され、気管の形が扁平してしまう事を言います。
     
     気管虚脱のハッキリとした原因はわかっていません。しかし、“遺伝的要因”が強いと言われており、ポメラニアンやトイプードル、ヨークシャーテリアなどの“中高齢の小型犬に好発する傾向”があります。また、肥満による気管の圧迫、歯槽膿漏などの口腔内疾患、過度な興奮やストレスによる過呼吸でも気管虚脱を引き起こす原因となります。

    ●気管虚脱の症状

    ◎ガチョウのような鳴き声、「ガーガー」とした咳
    ◎運動不耐性
    ◎呼吸困難
    ◎チアノーゼ(酸欠状態)
    ◎酸欠からくる失神
    ◎舌を出してよだれをたらす
    ◎重度の場合は窒息状態に陥る
     
     気管が圧迫され、空気の通り道が狭まり“呼吸がしずらくなる・出来なくなる”ので、苦しそうな鳴き声やチアノーゼが主な症状となります。また、重度の症状になると気管が胸部の方まで押しつぶされてしまう“胸部気管虚脱”となってしまい、呼吸困難や窒息状態にも至る恐ろしい病気です。

    ●気管虚脱の治療方法

    犬 呼吸

     気管虚脱は一次的なものなので完治が難しく、確実な治療法もありません。しかし、“過度なストレス”や“激しい運動後”に頻発しますので、ストレスがかかる事はなるべく控え、運動後は涼しい場所で休ませ安静にさせます。肥満が原因で気管虚脱を引き起こしている場合ならダイエットを行い体重制限をします。そして、首輪は控え胴輪に変更をし気管への負担をなるべくかけないように注意をします。症状が激しい場合には咳止めの薬や気管支拡張剤、抗炎症薬などの“投薬治療”も同時に行い、酸素吸入を行います。
     
    安静時でも重度の症状が認められる場合には、手術を行う“外科的治療法”を行う場合もあります。手術は“気管ステント”と呼ばれる気管支の代わりになるものを装着し、気管の虚脱を防ぎます。また、もう一つは“プロテーゼ法”と呼ばれる手術法です。このプロテーゼ法は、潰れやすい気管の外側にコイル状のプロテーゼを縫い付け虚脱を防ぐものになります。どちらの手術も重度の場合のみ行われる事がありますが、基本は“内科的治療法”だけで治療を行う事がほとんどだそうです。

    『膝蓋骨脱臼症候群』

    ●膝蓋骨脱臼の原因と特徴

    ポメラニアン

     小型犬の飼い主さんなら一度は耳にしたことのある病気が“膝蓋骨脱臼”です。膝蓋骨とは犬の後肢の骨「大腿骨」と「脛骨」の間にあり“膝を守る役割”“後肢の運動機能を支える役割”を担う大切な骨になります。この膝蓋骨脱臼は、この大事な“膝蓋骨(人にもある膝の皿)”が正常な位置から外れ逸脱してしまう事を言います。
     
    膝蓋骨脱臼は、膝蓋骨がはまっている“滑車溝”から内側に脱臼する事を“内方脱臼”と呼び、外側に脱臼する事を“外方脱臼”と呼びます。膝蓋骨脱臼のほとんどが内方脱臼であり、両後ろ足が膝蓋骨脱臼を患う場合も少なくはないそうです。
     
     原因は、「先天性」のものと「後天性」のものがあります。先天性のものは、生まれつき膝周辺の骨や筋肉に異常があり、膝蓋骨が脱臼しやすい状態である“遺伝性”なものが多いです。加齢と共に症状が進行していくが、生後2日~3日頃から症状が出始める犬もいます。後天性のものは、打撲や落下などの事故が原因で膝蓋骨が脱臼しやすい状態になります。すべての犬種で症状が認められていますが、ヨークシャーテリア、ポメラニアン、トイプードル、チワワなどの小型犬に多くみられるそうです。

    ●膝蓋骨脱臼の症状

    膝蓋骨脱臼の症状は様々であり、痛みが全くない軽度のものから歩けなくなる程の重度になるものまで様々です。診断方法は獣医による触診を主に、レントゲン検査・CT検査を用いられ診断されます。そして、その症状はグレード1からグレード4までで分類をされています。グレードにはよりますが、全部のグレードで「疼痛、腫脹、跛行、患肢の挙上」などが見られます。
     
    <グレード1>
    膝蓋骨を押すと脱臼が起こると診断はされるが、指で押して脱臼しても自然に元の正常な位置へ戻る。痛みはほとんどなく、骨の異常も無いので日常生活で脱臼することはない。そのため無症状な事が多い。
     
    <グレード2>
    普段の生活でも屈伸や膝関節に負担がかかった時脱臼を起こす。痛みはあまり無いが、スキップのような跛行がみられる。指で膝蓋骨を押せば整復出来るレベルではあるが、このまま症状を悪化させてしまうと靭帯が伸びグレード3に進行する事もある。
     
    <グレード3>
    常に脱臼を起こしている状態で、指で膝蓋骨を押せば整復は可能だがまたすぐに脱臼してしまう。足を曲げたまま歩くので顕著な跛行がみられる。
     
    <グレード4>
    常に脱臼を起こしている状態で、指で膝蓋骨を押しても整復が出来ない。足を曲げたまま歩く跛行がみられ、患部の筋肉量も減り骨の変形もみられる。手術をしても完治が難しい程進行してしまっている状態。

    ●膝蓋骨脱臼の治療方法

    病院

     愛犬の年齢や、膝蓋骨脱臼のグレード、飼育目的なので治療は変わってきますが、基本的には“内科治療”で経過観察をし、現状維持を目指す場合が多いです。関節に負担がかからないように体重管理をしっかり行い、フローリングなどの床は滑りやすいので絨毯を敷き、段差の上り下りをさせないようにし、ジャンプや急転回するような遊びは避けます。また、関節をサポートするフードを選び、関節に負担のかからないプールなどでの運動が勧められます。
     
    グレード2以下の場合は、経過観察を行う事が多いですが、月齢が若い大型犬や好発犬種の場合は“外科治療”となる手術を行う方が良いとされています。若い大型犬は骨の成長が著しく早く、骨の成長が止まるまで放置してしまうと重度な脱臼に進行してしまうケースがあります。また、グレード3以上と診断された膝蓋骨脱臼は、年齢にもよるが手術を推奨される事が多いです。
     
    手術方法としては、浅い溝(滑車溝)を深くする“滑車形成術”や、膝靭帯の部位を移動される“脛骨稜移動術”などが挙げられますが、手術難易度が高く、合併症を引き起こしたり、再脱臼を起こしたりするので経験豊富な獣医師が手術する必要があります。

    『アロペシアX』

    ●アロペシアXの原因と特徴

    ポメラニアン
    photo by dtmarch

     アロペシアXは通称『ポメラニアン脱毛症』とも呼ばれ、ポメラニアンが好発する脱毛症になります。別名として「偽クッシング症候群」「ポメラニアンハゲ」など様々な名称で呼ばれています。未だに“明確な原因はわかっておらず”、発症はポメラニアンが圧倒的に多いそうです。ポメラニアンの他にも、サモエド、シベリアンハスキー、シェルティなどにもみられます。
     
    特徴としては“痒みや痛みが無い事”“頭部と足先以外の毛が脱毛する事”です。最近流行っているポメラニアンの「柴犬カット」や「ライオンカット」など体をバリカンで刈る事が原因だとも言われています。柴犬カットのポメラニアンも可愛いですが、毎回バリカンで毛を刈ってしまうと段々と被毛が硬くなってきてしまいます。フワフワの柔らかい毛でいるためにもあまりバリカンでのカットはオススメ出来ません。
     
    皮膚病にはアレルギー性のものから寄生虫、菌など様々な要因が関わってきますが、アロペシアXは検査でわかる病気ではありません。そのため“確定診断がとても難しく”アロペシアXと診断されるまでに時間がかかる事があります。

    ●アロペシアXの症状

    ◎頭部と四肢以外への左右対称の脱毛・・・初期症状は毛が薄くなり、毛量が減っていきます
    ◎色素沈着(メラニン色素が増加して肌が黒ずむ)
    ◎皮膚の乾燥、毛づやの低下

    ●アロペシアXの治療方法

     ハッキリとした原因がわかっていないので、確実な治療方法も無いのですが、被毛の再生周期を整える薬やサプリメント、性ホルモンを整える薬など投与する“内科治療”が主になります。また、未去勢のオス犬の場合は“去勢を行う事で症状が収まる”場合があります。確実な治療方法もないので、効果も個体によりバラつきがみられます。投薬ですぐに毛が生え変わる子もいますが、なかなか脱毛が治らない子もいます。

    3.病気の進行を後押しする『肥満』!!

    ポメラニアンは肥満になりやすい?

    ポメラニアン
    photo by Seongbin Im

     ポメラニアンは太りやすい犬種ではありませんが、愛らしい顔とおねだり上手な面からついついおやつを与えすぎちゃう傾向があります。また、ポメラニアンの特徴ともいえるモコモコの体が見た目では太ってないように見える事から、危機感があまり感じられず理想体重を超えたぽっちゃりポメラニアンが誕生してしまうのです。
     
     先ほどから何度も話に出ているように“肥満には良い事全くありません。”気管虚脱を引き起こす引き金にもなりかねませんし、膝蓋骨脱臼のグレードを進行させる要因にもなります。その他にも、ポメラニアンは独特の密集した被毛から暑さに弱いです。肥満になると余計体に熱がこもり「熱中症」にもなりやすいですし、段々と運動もしなくなってきます。心臓にも大きく負担がかかり肥満が引き起こす様々な病気を発症しますので、健康に気を遣い良いフードを与えていたとしても寿命が延びるのは難しいです。愛犬には長く健康でいて貰うためにも、飼い主さんがポメラニアンの体重を管理してあげましょう!

    適正体型の見分け方

    リンゴ

     ポメラニアンの平均体重は1.5kg~4kgだと言われています。しかし、この範囲に入っていないからといって愛犬が“痩せすぎ・肥満”と確定した訳ではありません。その子の体格や骨格によってその子その子の適正体重は変わってきます。それではどのように適正体重を把握すればいいのか?そこで、“BCS(ボディコンディションスコア)”を使用し愛犬の適正体型を判断していきます。
     
     BCSとは、犬の体型を5段階または10段階にして評価したものであり数字が低い程痩せすぎ、数字が高い程太りすぎとなります。そのため、中間の数字BCS3やBCS5が“標準体型”となります。評価には、犬を実際に触り、見て評価をします。「あばら骨や骨盤が手で触れるか」「くびれが目で見て確認出来るか」など様々な基準がありますが、これは多くの犬を触ってきた看護士や獣医、ドッグトレーナーなど動物に携わるプロに評価をして貰うのが一番確実です。そして、BCSが3と評価されたらそこから体重を測り、その体重から減らないように増えないようにするのが理想になります。しかし、1歳を超えるまで体は成長し、それに伴い理想体重も増加しますので注意が必要です。愛犬の体を毎日触りながら、肥満にさせないように体重には気を遣いましょう!

    4.かかりつけ病院の選び方

    近所の頼れるホームドクター!

    動物病院

     ポメラニアンの様子がおかしい時、予防接種やフィラリア予防薬やノミ・ダニ予防薬を買いに行く時も飼い主さんは愛犬を動物病院に連れて行きますよね。かかりつけ病院を決めておくことで、“緊急時にも既往歴をすぐ調べる事ができ、”体重の変化や体調の変化にもいち早く気付けるメリットがあります。また、毎回知らない人に診察されるより知っている人に診察をして貰う方が、犬も飼い主さんも落ち着く事が出来ます。そんな日頃からお世話になる“かかりつけ病院(ホームドクター)”はどのようにして選べばいいのでしょうか?
     
     初めに、動物病院には地域のホームドクターを担う“一次診療施設”と、高度医療を行う“二次診療施設・専門医療施設”があります。また、一次診療と二次診療の2つを行う大きな病院もありますし、より最先端で質の高い医療を提供する三次診療施設なんて病院もあります。完璧な二次診療施設や専門医療施設では、一次診療施設からの紹介状が無いと診察を受け付けないケースがほとんどであり、高い技術の獣医療を提供するので一次診療施設よりか診察料は高いです。また、人間の大学病院さながらの大きな病院になるので予約が取りずらく、通院になると来院も大変です。かかりつけ病院として日頃お世話になるには“町のホームドクターを選ぶ方が良いと言えます。”
     
     一次診療施設では、予防接種、簡単な手術である不妊手術などを行いながら“多くの科目を幅広く”1人または数人の獣医師で、看護師と連携を取りながら対応をしています。人間の病院で言う、「皮膚科」「耳鼻咽頭科」「内科」「外科」「歯科」など全ての診療科目を診察するので“人員面、技術面、施設面でも限界があります。”そのため、より専門的な獣医療が必要だと判断した場合は二次診療施設への紹介を行っています。かかりつけ病院の病院を選ぶ際には、この「二次診療施設への紹介」を全く行わない病院より、してくれる病院の方が良いと言われています。その他にも、色々な観点から“避けた方が良い動物病院”をご紹介します。

    ◎避けた方が良い動物病院の特徴

    【院内が不潔で、動物の毛や汚れが目立つ病院】
    →院内が不潔なのは掃除・消毒が行き届いていない証拠で、院内感染などの意識が低い病院と言えます。
     
    【看護師・獣医師の対応が悪い、不愛想】
    →大事な愛犬を任せる動物病院なので、一頭一頭丁寧で愛想の良い対応を心がけている病院を選びましょう。
     
    【診察料がやたら高く、明細をくれない】
    →診察料は病院側が自由に設定する事が出来るので高いのは悪い事では無いです。しかし、必要も無い検査をして犬にも飼い主さんにも負担をかける病院もあるので注意。
     
    【1つの治療法を押し付けてくる病院】
    →1つの病気でも治療法はいくつもあります。1つの治療法だけ「絶対!」と言い張り押し付けてくる病院はやめましょう。

    大切なインフォームドコンセント

    獣医

     多くの動物病院で意識しているのが“インフォームドコンセント”です。聞けば当たり前のようですが、インフォームドコンセントとは「検査や治療に対しての説明をしっかり行い、患者さんに同意をした上で検査・治療を開始する」事になります。「何故この検査が必要なのか?」「どういった経緯でこの治療法が最善なのか」などの説明を納得頂けるまで行います。また、飼い主さんと動物たちとの生活の質に合った治療法をご提案し、“コミュニケーションを大事”にしながら“なるべく飼い主さんの意向に沿った治療法”が出来るように心がけています。インフォームドコンセントを行い、飼い主さんとのコミュニケーションがしっかり取れる動物病院は比較的良い病院の傾向にあります。
     
     全国には多くの動物病院がありますが、かかりつけ病院を選ぶときに犬達、“自分たちに合った動物病院を選ぶことが大事です。”動物達は「ここの病院嫌だ」「前の獣医さんが良かった」と話す事は出来ません。病院を決めるのも、治療方法を決めるのも飼い主さんです。愛犬のためにもある程度の知識を持って、全て病院任せにせず、口コミが良い良心的な病院を選びましょう。また、今行っている病院が少しでもおかしいなと思った時や、他の治療法の話も聞きたいと思った時には“セカンドオピニオン”として他の獣医師へ相談するのも良い事です。

    5.動物病院へ行こう!

    病院へ行く前の準備

    ポメラニアン

     動物病院に来院するマナーとして一番大事なのが“他の患者と接触をさせない・大人しくさせる”事です。他の患者さんと接触させないのは自分の愛犬のためでもあります。もし、その子が寄生虫や感染症を持っていた場合、過度な接触で感染してしまう事も無くはありません。また、犬同士の喧嘩にも発展しかねないので、マナーとしてもむやみに他の患者との接触を図るのはやめましょう。また、犬専用の病院もありますが、近所の一次診療施設は基本猫、ウサギ、鳥などのエキゾチックアニマルの診療も同時に行っている病院が多いです。神経質な猫、捕食側の動物でもあるウサギや鳥など他の動物種である患者にも迷惑がかからないようにしましょう。どうしても落ち着かない場合には、受付に相談して別室や外、車で診察の順番を待つようにします。ポメラニアンを連れて行く場合には、首輪やハーネスをしっかり装着し、リードを着け、院内では抱っこをして待ちましょう。また、クレートや犬用バッグに入れて来院します。
     
     受診をする際には、初診なのか再診なのかを伝え、診察では“「いつ・どこで・どんな症状がでたのか」具体的に伝えます。”飼い主さんの言葉は大事な判断材料となります。オシッコの状態や糞便の状態など、いつもと違う事があれば些細な事でも伝えましょう。そして、ポメラニアンの様子がおかしく、「病院に行った方がいいかな?」と思った時には病院に行きましょう。また、意識が無い状態、呼吸困難、事故によるひどいケガなど緊急性のあるものは“必ず受け入れ可能かの電話の上”来院し、受付にてすぐに伝えましょう。

    さいごに

    ポメラニアン
    photo by audrey_sel

     ポメラニアンは、モコモコの見た目では想像がつかない程華奢な犬種であり骨・関節が弱い犬種です。トイプードルと同じくらい膝蓋骨脱臼も発症しやすい犬種なので、ジャンプをした後、走り回った後の跛行は脱臼を疑って下さい。また、ポメラニアン特有の脱毛症アロペシアXは、1歳~4歳の若齢に好発する傾向があります。換毛期でもないのに被毛のボリュームが無いと思ったら病院に行く事をお勧めします。“病気の早期発見は飼い主さんが気付いてあげる必要があります。”日頃から観察とスキンシップを怠らずになにより肥満に注意をして、健康で長寿を目指してください。そして、信頼出来るかかりつけ病院を探しておきましょう!

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